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◆ハチドリのひとしずく 〜いま、私にできること〜 |
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辻信一・監修/光文社/1200円 |
「これは、ちいさな力の大切さを教えてくれる南米アンデス地方の古くて新しいお話です。」
この本の帯に書かれている文が内容の全てを象徴しています。
このハチドリのひとしずくは、南米のアンデス地方に古くから伝わる話を明治学院大学国際学部の辻信一教授が聞き、これに感銘を受けた辻教授が日本向けに翻訳した短いお話です。
実はこの物語には結末が書いてありません。
それをどう捉え、どう解釈するかは全て読者に委ねられる内容になっています。
それだけにメッセージ性が非常に強く、深く考えさせられる物語なのです。
恵まれた現代日本において、忘れかけられている何かが、このハチドリのひとしずくのわずか数ページ、十数行の本当に短い短い物語の中に凝縮されていると思います。
このハチドリの物語をどう捉えるかは人それぞれだと思う。
しかし、誰かのためであったり、何かのためであったり、何か少しでも自分に出来ることを精一杯行うことの美しさを垣間見ることができるはずです。
心の健康のために・・・と言っては大袈裟ですが、是非是非一読してほしい本です。
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