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◆人はなぜ治るのか |
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アンドルー・ワイル・著/上野 圭一・訳/日本教文社/2,270円 |
アンドルー・ワイル博士が初めて代替療法について書き記した本書は、現代医学に一石を投じるきっかけともなり、西洋医学に限界を感じ始めていた心ある医学者からは「心身医学の金字塔」と賞賛されました。
とはいうものの、正直言って、内容的にはかなりとっつきにくいです(笑)
そう感じたのは私だけなのかもしれませんが、少なくとも「癒す力、治る力」より内容的に固く、理解するのに時間がかかりました。
この本は、ワイル博士がアリゾナ大学医学校の助教授として心身相関医学の講座を開き、その講義録をベースにして執筆された本ですから、比較的専門的な口調で書かれているせいもあり、手軽に読める一冊ではないかもしれません。
しかし、「代替医療とはなにか」という本質をこれほど明瞭に語った書物は未だかつて存在しないことも事実であろうと思います。
私は自然治癒力を活かした発毛理論というものを掲げている人間の一人として、この本の持つ意義と、照らし出された方向性というものはしっかりと心に留めていたいと思っています。
これからの医療のあるべき本質を見据えたこの本は、医学界だけに留まらず、広く世間一般に評価され、語り継がれていくのではないでしょうか。
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