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◆いまの食生活では早死にする 改訂新版 |
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今村 光一・監訳/リュウブックス/825円 |
1970年代のアメリカにおいて、多発・急増の一途をたどっていた生活習慣病の原因を究明するために組織されたアメリカ上院議員栄養問題特別委員会が、二年の歳月を費やし作成された通称マクガバン・レポートを翻訳し、解説した本です。
食養の重要性と飽食の危険性をありのまま語ったマクガバン・レポートは当時のアメリカ社会に強い警笛を鳴らし、栄養学に対する一般庶民の関心が一気に高まったきっかけになりました。
現在のアメリカでは充分なサプリメントの普及と、それを正しく理解し服用する知識が広く知れ渡り、そしてが野菜果物中心の食生活というものが徐々に定着してきたために、生活習慣病の発生率とそれに伴う死亡率が激減してきているのです。
むしろ現代日本のほうが欧米食文化を謳歌し、加速度的に食源病が増加しているという現実を直視しなければならない事に気付かされる本です。
また、本書の中では予防医学の必要性を強く説いている部分やビタミン・ミネラル不足による弊害について詳しく述べられているので、サプリメントに抵抗がある人、またはサプリメントの正しい知識を得たい人は絶対読むべきだと思います。
ただ、惜しむらくは若干とっつきにくい内容であることが難点といえば難点です。
しかし、「自分の健康は自分で守る」という強い意志をお持ちの方であれば、その傍らに常に置いていてほしいと思います。
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