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◆ワイル博士のナチュラル・メディスン |
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アンドルー・ワイル・著/上野 圭一・訳/春秋社/2,900円 |
店長の大好きなご存知アンドルー・ワイル博士の食に関する健康本。
食や栄養に関する情報だけに留まらず、運動法や健康法などまで言及しているアンドルー・ワイル版「家庭の医学」みたいな内容になってます。
この本はもともと1990年発行という20年近くも前に発刊されたものなので、栄養学的な知識を得るには、いささか情報としては古いだろう・・・と勝手に思い込んでいました。
そんなこんなでワイル好きな店長といえども、正直、あまり食指が動かなかった本だったんですよね。(微妙に値段も高いし)(笑)
たまたま知り合いから「この本いいよ」と熱く薦められたこともあり、近所の古本屋さんを片っ端から探し回ってようやくゲット!
で、いざ読んでみたら、フリスキーに喰らい付く猫のように、店長まっしぐらって感じで一気に読破してしまいました。
お世辞抜きで、本当にいい本だと思います。
この本は、単なる食や栄養学の本ではなく、ワイル博士らしい独特の語り口で食物の持つ力と自然治癒を結びつけ説明してくれています。
食べものを単なる「栄養素」として解釈するのではなく、食材の及ぼす効果・効能・毒性などを含めた医食同源に則った解釈で語られていて、食を考える上で大切な事がこれでもかと詰まっています。
本文中には専門的な言葉がちょこちょこ出てきたり、ちょっととっつきにくい部分もあるのですが、食から始める健康への理解を深める為には最高の一冊であると思います。
別口で紹介している「粗食のすすめ 」(幕内秀夫・著)と、このナチュラル・メディスンの二冊さえ手元にあれば、食に関する基本的な疑問や疑念は十中八九解消されるといっても過言ではありません。
さすがはワイル博士。すばらすぃ。
店長が今までいろんな人の話を見たり聞いたりした中でも、知識や見識、懐の深さにおいて「凄いなぁ」と感じた人は、我が恩師である故・鶴巻成男博士と、このアンドルー・ワイル博士の2人だけです。
その店長イチオシのワイル博士の本は、当コンテンツ内で別口でいくつか紹介していますが、その中でも私はこのナチュラルメディスンが一番好きです。
食から健康を考える人には必須の一冊でしょう。
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