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4/7 (Sat)
皆さん、もうお花見はしましたか?
店長の住む神奈川県地方の桜はもう散り始めてますから、おそらくこの辺一帯のお花見シーズンは今週末がピークになっているんじゃないかなぁ。
気温もいい感じで暖かいし、天気も悪くないし、お花見にはいい日和です。
わたしゃ仕事してますけどね。(T_T)
でも、ウチのお店の横には紡績工場があって、そこに樹齢80年近い立派な桜の木が数本植えてあるんです。
ですから、お店の二階から窓を開ければ自動的にお花見できてしまうという、何ともナイスな環境なのでゴザイマス♪
ところが、それも今年で見納めとなってしまいました・・・。
それというのも紡績工場が不景気のあおりを受け、この春に閉鎖・取り壊しとなる事が決定し、それに伴って残った敷地内に植えてある桜も伐採してしまうという事になってしまったらしいのです。
工場の跡地は整備されてドラッグストアとアパレル関係の店舗が建つらしいのですが、あの立派な桜がもう見られなくなるのかと思うと、なんとももったいないというか寂しい感じでいっぱいになってしまいました。
周りに住んでいる方々も口を揃えて「もったいない」「この桜の花を見るのが楽しみだったのに・・・」とおっしゃっていました。
そうは言っても人様の敷地内の桜ですから、どうする事もできません。
「今まで綺麗な桜を見せてくれてありがとうね」と桜の木に声をかけて、家から見える最後の桜の花を、お手製の甘酒を飲みながらしげしげと眺めつつ感傷に浸っておりました。
これがその桜でゴザイマス→<写真>
樹齢80年近いってことは戦前から残ってた訳ですから、この桜の木は様々な時の移り変わりを見てきたんでしょうね。
それにしても桜と言うのは本当に不思議な木ですよね。
植物にとって花を咲かせるという事は最もエネルギーを使う一大イベントに違いありません。
ですから普通は少しずつ順番に花を咲かせる植物が多いのですが、桜は短期間のうちに一斉にこれだけの花を咲かせ、一斉に散ってゆくという極めて珍しい花の付け方をします。
しかし、こうした何とも言えない華やかさと刹那さを持ち合わせた風情が日本人の気質に合っているんでしょうね。
四季を持つ日本と言う風土に育ったからこそ感じられる繊細な気持ちなんだと思います。
そういう気持ちを体現してくれる桜の木が私の店の側からもうすぐ無くなってしまうのかと思うと何とも寂しい限りです。
んなこと言いつつも鼻歌で
「もう〜いっそぉぉぉ♪ 俺に生まぁぁれたっなら〜♪ 君を〜ぶっ生きぃい返えぇぇぇす♪」(マキシマムザホルモン・ぶっ生き返すより)
なんて甘酒かっ喰らいながら口ずさんでる辺り、店長もチョッと脳のヒューズ飛んでます(笑)。
ま、春になるとこういうのが一人や二人出てくるのは仕方ないってことでスルーしてくださいまし♪
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