細川店長のつぶやき日記
過去ログ
4月23日のつぶやき
4/23(Wed)

いや〜、すっかり暖かくなりましたね。

小鳥のさえずりを聞きながら新緑の公園を散歩するのが楽しい季節になってまいりました。

瞳を閉じて、頬をよぎるエメラルドグリーンの風に耳を澄ませば、春の妖精たちがこっちにおいでと誘ってくるようです♪って、ヲイ!誰かRomantic 止めてRomantic!イエス!ココナッツボーイズビーアンビシャス!!

あっ、ども。

ネタなし金なし甲斐性なしの細川てんちょでゴザイマス。

いきなりのハイテンションには訳がございま
せん

いつもこんな調子なのでゴザイマス。

春になるとちょっとネジが飛んでしまうナイスガイ・メイドガイなのでゴザイマス。

そんなてんちょも一応、毛髪蘇生士なんぞ肩書き背負ってるもんですから、髪に悩む方々からご相談を受ける事も多い訳でゴザイマス。

で、先日、ご相談を受けた内容で、ありがちな勘違いというか間違いというか、情報に振り回されてしまうのではないかと感じる機会がございました。

それは、いつも当店の商品をご購入頂いているお客様からの一通のご相談メールからでした。

そのお方は数年前から薄毛で悩んでいて、色々と育毛剤やら試したのですが効果が無く、ネット上の情報を右に左にさまよっているうちに、私のサイトに偶然辿り着いたんだそうです。

そして、まずシャンプーで頭皮の改善から着手され、かれこれ半年ほどメールを通じて指導をさせて頂いておりますが、今は髪全体にボリュームの改善を感じられるまでに徐々に改善に向かっておられるそうです。

そのお方が先日、「こういうものがあるらしいんですがどうなのでしょうか?」というメールを送ってきてくださったのでゴザイマス。

メールには「抜け毛が止まる育毛エッセンス」という謳い文句の育毛剤のことが書かれていて、私も他所の製品がどんな物を作っているのか気になりますから一応、調べてみる事にしました。

で、実際にその商品のサイトを拝見させていただいたところ、なかなか良心的な話がそこかしこに書かれていたので、さほど悪い印象は受けなかったのですが、ちょっと誤解を招く部分も感じられたので、発毛の本質を知る上でもこれは皆様に知っておいてほしいかなと思い、今回、こうして日記に書かせていただきました。

まず、第一にその商品の謳い文句でもある「抜け毛が止まる」ということ。

これは髪に悩む人の7割以上の方が憂いている事でもありますので、誰もが「抜け毛」を抑制しようとか抑えたいと考えておられるのではないかと思います。

その商品もそうした消費者心理をズバリ突いたキャッチフレーズを謳っているのだと思います。

しかし、髪には毛髪サイクルという「髪の寿命」があります。

寿命を全うした毛髪はどんな手を使っても抜けてしまいますし、逆に抜けるもんが抜けなければ新しい髪が成長するのを阻害することにもなってしまいます。

凄く極端な例えで言うと乳歯が抜けないと永久歯が上手く生えてこないのと似たようなものです。

髪と歯では発生のシステムも構造も違いますので、比喩としては悪い例えかもしれませんが、実際に古いものは抜け、新しいものが再生するのが髪の生成循環の基本ですので、それを無理矢理に薬理的作用で抑えるというのは少々無理がありますし、たとえ出来たとしても生理的に反した事に違いありませんから後々しっぺ返しは必ず来ます。

それに、「抜け毛が多い」という状況も、人それぞれ脱毛原因に違いがあれば、対処すべき方法もおのずと変わってきてしまいます。

それを一律に抜け毛を抑えようと、頭に薬をぶっ掛けるというのは、正気の沙汰ではありません。

よくよく考えれば当たり前のことなんですが、皆さんにはそのことを今一度思い返して頂きたいかなと思います。

また、我々のところに限らず、頭皮と髪をそれぞれ畑と作物に例えてお話ししているサイトも多いと思います。

乾いた土地や固い土地は植物が根を張れないとか、土壌が肥えてなければ太く成長しないとか、恐らく私のようなサイトを見てくださっている皆さんなら、1度はそういう例え話を聞いた事があると思います。

あれもちょっとニュアンスが間違って伝わっている事が多いんです。

肥えた土壌から育った無農薬の作物は、強く逞しくそして安全に育つのと同じように、頭皮を整え、毛根に充分な栄養を与えてあげる事で髪は強く逞しく育ってくれる・・・という理屈はとてもわかりやすく、発毛の基本を端的に表した良い表現方法であると思いますし、私自身も生前の鶴巻博士から同様の例えで発毛についての講釈を随分と叩き込まれました。

ただ、何故か世間一般ではこの理屈がちょっと歪んだ方向に捉えられているようで、その多くが育毛剤や育毛シャンプーといった頭皮ケアに関する商品の購買に結び付く方向で引用されています。

たとえば、「頭皮に潤いを与えたり、毛根を活性化させるために栄養分を充分に浸透させてあげることが大切」という事を「良い作物を育てるために良質な肥料を充分与えてあげると良く育つ」といった感じの表現で比喩しているのを見た事があるのではないかと思います。

いかにも良い髪を作るには良い肥料となる育毛剤や育毛シャンプーが必要なんですよ〜と言う、有機農法=健康志向的イメージで商品の購買に結び付けているつもりなのでしょうが、髪は外部からの栄養補給とか浸透によって育つものでは無いということを、まず思い出して頂きたいのです。

作物と髪、または土壌と頭皮の根本的な違いは、肥料を与えたり水をあげたりする作業が頭皮に関しては基本的に無いということです。

作物は、その栄養も水分も土壌から得るのですが、毛根は作物で言うところの土壌、つまり頭皮から栄養を得ているわけではありません。

あくまで自身の血液から得るものが全てです。

つまり、作物のように土壌が痩せてきたら後から栄養価の高い肥料を撒いたりして継続的に土壌に栄養を浸透させる必要性が髪には無いということです。

シャンプーや育毛剤といった表面から浸透させるもの、または浸透しやすいものを天然のものに換えたり、良質な製品に換えることは、薄毛を引き起こすリスクの1つを回避する事につながりますので一概に無駄な考えではありませんが、栄養を与えるとか髪の成長を促すといったものにフォーカスすべきことではないと私は思っています。

それに、先程申し上げましたように、髪の成長に必要な栄養や酸素は自身の血液から得るものですので、まずそちらを改善する方向で行かないと具体的な解決に至りません。

それは育毛剤や育毛シャンプーの類では改善できない部分でもあります。

それなのに、頭皮に付けるものを替えることで全てが改善されるような言い回しをする企業や商品は本当にたくさんあります。

しかし、こうした事は注意していないと、つい見過ごしてしまいがちです。

こうした比喩をする事自体は悪い事ではありませんが、発毛の本質と外れたところに持ってきてその例えを引用するのはあまり喜ばしいことでは無いと私自身は感じています。

ちなみに、他所の商品が悪いとか何だとか言っている訳ではないので、その辺は誤解しないでほしいんですけどね。

しかし、この業界は本当にどこまでが信じて良いものなのか、分かりにくいのもまた事実であろうと思います。

勿論、我々が全て正しいだなどと奢った事は申しませんが、少なくともこの日記をお読み頂いている方には、商売に寄った物の考え方を抱いてこの業界を闊歩する輩に引っかかるような事が無いように願っております。

ん。。。なんだかいい事言った。俺。

まぁ、何は無くともまず自分自身の状態を把握し、そして受け入れる事から始めましょう。

そして生活改善から地道に始める事が発毛への第一歩に違いありませんから。

無駄に商品に走るよりもそうした体質の方の改善から取り組めば・・・



効果テキメン、僕イケメンっ!

スタッ・フ〜〜♪

スタッ・フ〜〜♪


ちょっとケインかなぁ〜っと♪


(春だと思って広い心で見てあげてください)(笑)