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6/30 (Wed)
日本×パラグアイ戦
岡田ジャパンの戦いは静かに幕を閉じました。
日本国内でも深夜にもかかわらず多くの人が熱い応援を送っていた事と思います。
てんちょも手に汗握りながら応援しておりました。
最初から最後までジリジリとした試合展開。
セカンドボールはそのほとんどパラグアイに奪われ、最終的なボール支配率もパラグアイ58%、日本42%と終始圧倒され続けた厳しい試合でした。
しかし、振り返ってみればシュート数もパラグアイ13本に対して日本12本、コーナーキック数もパラグアイ6本に対して日本5本と、ほぼ遜色の無い内容であったと思います。
しかし僕が何より驚いたのはその圧倒的なボール支配率の中、延長まで0-0で抑え切ったという守備意識の高さと集中力の高さでした。
これまでの代表は後半30分を過ぎるとみるみるうちに失速し、プレスが全く掛からなくなり大量に失点するというケースが多かったのですが、今回は最後まで集中力も体力も切れる事無く、むしろ後半はパラグアイを凌ぐ堅牢なサッカーを展開出来ていたと思います。
W杯前は下馬評も低く、0勝3敗で予選リーグ敗退など揶揄された岡田ジャパンでしたが、蓋を開けてみれば自国開催以外では初のベスト16入りという快挙を成し遂げました。
今回、勝てはしませんでしたが、決して負けた試合でもありませんでした。
先発で試合に出場できる選手、召集されたものの出場が叶わなかった選手、今大会が恐らく最後という覚悟の選手も居たであろう。
ベンチでは複雑な気持ちもあっただろうに、あんなにチーム全員の気持ちが一つになって戦っている日本代表って今まで無かったような気がします。
許されるなら次のスペイン戦でその真価を見たかったっていうのはありますけどね。
0-0延長でも決着を見なかったというのは、決して恥じる事のない素晴らしい結果だと思います。
PKで負けたのは時の運。
これは誰を責められるものではない。
日本代表メンバーは本当に良く頑張ったと思う。
どうか胸を張って帰ってきて欲しいと思います。
そして、次の2014年FIFAワールドカップ・ブラジル大会では更に進化した「日本のサッカー」というやつで世界を再び驚かせて欲しいと願っています。
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