当店は日本発毛協会加盟店です |
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自然治癒力による育毛・発毛は正しい栄養補給から!!
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◆◆◆的外れの自然治癒力◆◆◆ |
ここまでの話で、頭皮に限らず、体内外から自分自身の恒常性、つまり自然治癒力を向上させることは、健康を促進し、その結果として発毛に繋がるということが、何となくでも、ご理解頂けましたでしょうか?
一口に自然治癒力と言っても、何をもってして自然治癒力なのか、今ひとつ分かりにくいと思います。
ひとつ例をあげると、ちょっとした切り傷や擦り傷といったものは、日常生活をしていれば誰でも経験があると思います。
よっぽどひどい怪我なら別ですが、大抵はそこそこの応急処置のみで、後は放っておいても、いつのまにか自然と治ってしまいますよね?それが自然治癒力です。
人間の持って生まれた自己防衛の為の生理機能の一つです。
なぁんて偉そうに言ってしまいましたが、誰でも当たり前に持っている生命力そのものなのです。
最近では、健康ブームのせいか、自然治癒力というフレーズをあちらこちらで見かけるようにもなりました。
発毛・育毛関係にも「自然治癒力の向上によって発毛を促す」といったうたい文句の商品や発毛システムが数多く存在する事も知っています。
問題は、その自然治癒力を向上させる手段が的外れなものが実に多いのです。
そこでみなさん、自然治癒力を向上させ、発毛に繋げる為にはどうしたらよいと思いますか?
お医者さんが処方してくれたお薬を使う事でしょうか?
最新の機器を使った電気・電磁治療を行う事でしょうか?
それとも市販のサプリメントや健康食品を摂取する事でしょうか?
それでは、お答えしますね。
残念ながら上記のいずれも自然治癒力は向上しません。
まず、薬ですが、薬はあくまで病原菌やその他の疾病治療に使う対処療法です。
勘違いされている方が非常に多いのですが、薬そのものの効力で疾病が治癒される事はまずあり得ません。
薬そのものの効力が発揮されるのは毒物に対する血清や細菌性の感染症によるものだけです。
それ以外は薬が症状を抑圧させている間に自分自身の治癒力が働き、治癒に向かっているだけなのです。
そもそも、毒をもって毒を制すのが薬剤の原則ですし、西洋医学は自然治癒力を向上させる事を前提とした医学ではありません
しかし、日本人は薬が大好きな人種ですから、何につけ薬で治そうと考え、また、薬で病気は治るものだと考える方が圧倒的に多いのも事実です。
世界的に見ても日常的にこれほど薬に依存している国は他にありません。
誤解して頂きたくは無いのですが、私は薬の存在そのものを否定している訳ではありませんし、西洋医学を敵視しているわけでしありません。
しかし、薬剤には万人に作用するメリットがあると同時に、副作用というマイナス要因が100%必ず付いて回ります。
薬至上主義の日本ではその部分が非常におざなりになりやすいので是非、皆様にはそういった部分を忘れないで欲しいがためにこういった書き方になってしまったという事だけはご理解ください。
そこで「漢方や生薬なら自然の物だから問題ないのでは?」というご意見もあろうかと思いますが、それも種類や処方によりけりです。
場合によっては化学合成薬剤より危険な場合も多々あります。
「漢方=自然で安全」という認識は非常に危険です。
「天然のものは全て人体に優しい」とか「食べ物から取った自然の成分だから体に良い」という訳では決してありません。
漢方薬はあくまで薬です。
例え自然の物でも人体に作用させるという事は反対の作用が必ず起こるという事です。
漢方や生薬に対する知識が浅い人がうかつに手を出すのは本当に危険ですのでお止めください。
薬剤は絶えられない程の苦痛を緩和させる為には有効であろうとは思いますが自然治癒力の向上に繋がる物ではありません。
治癒力の向上を図るなら、極力、薬の摂取は控え、食事療法や理学療法で免疫力を上げる事のほうが有効であろうと思います。
次に機械による施術ですが・・・
もう、これは論外といってもいいでしょう。
このような電気的処理では、本来の健康的な髪は絶対に生えてきません。
人間の身体には10兆を超える細胞があり、それぞれに+と−の微弱な電子を有しています。
それが帯電し、放電しやすい環境が整うと静電気と言う現象で現れるのはご存知かと思います。
元々電気を通す細胞構成である人体に電気を通す治療法は一般的な理学療法として様々な分野で広く利用されています。
但し、電気を通すという行為はあくまで単なる「刺激」でしかない、という事を覚えておいてください。
一時的に電気を与え、刺激を与える事により、部分的な血流促進を促すのが目的であって、根本的な自然治癒力が向上するわけではありません。
中には電磁波や低周波・高周波を使用して頭皮の自然治癒力が向上するといった訳の分からない事を言ったりやってたりしている企業もおられるようですが、脳に最も近い頭皮に電磁波や低周波・高周波を当てるなんて考えただけでゾッとします。
このような機械を利用した電気的処方は、一時的な刺激により育毛を促進する場合もまれにありますが、永続的な育毛に至らず、途中で抜け落ちてしまう危険性がかなり高く、根本的な改善には全くなりません。
かなり幼稚でいい加減な処置であると言わざるを得ません。
そして最後にサプリメント等の健康食品ですが、自然治癒力を向上させるのに、一番まともそうに見えて、実は一番難しいものだったりするのです。
栄養素には相性の良い組み合わせがあり、複数の栄養素が、お互いの吸収を助け合う事によってはじめて、効果的に身体に吸収されます。
例えば、「貧血っぽいから鉄分を補給」といった事をしても、なかなか貧血が解消されることはありません。
それは、鉄分が人体に吸収されにくい成分だからです。
では、その鉄分を効果的に吸収させる為には、まず、鉄分という物を良く理解しなくては始まりません
鉄分には2つの種類があり、動物性食品に含まれる鉄分は「ヘム鉄」植物性食品に含まれる鉄分は「非ヘム鉄」と呼ばれています。
食品として摂取した場合、ヘム鉄は約20〜30%が吸収されますが、植物性の非ヘム鉄は5%ほどしか吸収されず、お茶に含まれるタンニンなどによって著しく吸収阻害を受けてしまいます。
これらヘム鉄・非ヘム鉄分の吸収を助けるのにビタミンCが効果的に作用します。つまり、鉄分にはビタミンCが必要になるのです。
加えて、貧血を起す人はヘモグロビンの合成が不足している事が多いため、ヘモグロビンを構成するたんぱく質の再合成に必要なビタミンB6も補ってあげなくてはなりませんし、赤血球そのものの生成に関わっているビタミンB12や葉酸が必要です。
このように、鉄分を例にとってみてもお分かりいただけるように、単純に栄養素を単体で補給しても、吸収されない場合が多く、また効果的に作用させるには、複数の栄養素が必要となるのです。
それと、サプリメント等を語る上で非常に大きな問題として、市場に流通する安価なサプリメントのほとんどが、化学合成された栄養素であるという事実があります。
前述でも触れましたが、化学物質を排出しなくては自然治癒力は向上しません。
それなのに、自然治癒力を高める為にわざわざ摂取した栄養素が化学合成品だなんて目も当てられません。
わざわざ高いお金を払って必要なビタミンやミネラルを摂取しようとしても、これではお金をドブに捨てているのと一緒です。
私個人の意見としては、食事でまかなえる物は食事で取るべきで、その上で必要な栄養素が不足している場合は健康補助食品等で適度にに補給するべきだと考えています。
実際に天然抽出成分100%で作られたサプリメントで、補いにくい栄養素を摂取する事は、自然治癒力を高める事に充分貢献してくれます。
しかし、粗悪な健康食品では、むしろマイナスの要素の方が多くなってしまう為、「健康食品=自然治癒力向上」という図式にはならないという事です。
では、どうやれば自然治癒力が高まるのでしょうか?
それは、何度も言うように身体の内側からも外側からも化学物質を排除し、恒常性維持機能を回復させる事が一番の近道です。
栄養を送る為の血流の促進、内蔵機能の向上、ストレスの緩和、睡眠時間の調整、等、それに伴う自己管理を徹底して行うことにより、はじめて真の自然治癒力が生まれてくるのです。
「じゃあ、簡単に自然治癒力上げる方法を教えてよ!」
と、言いたくなるのはよ〜くわかります。。。
しかし、脱毛の症状や体質は人それぞれさまざまです。
自然治癒力を引き出す方法はいろいろありますが、これをこうすれば毛が生えるという単純な物ではなく、対処法や自己管理法が一人一人全て異なる為、正確な分析とカウンセリングが必要となってくるのです。
自然治癒力を向上させ、発毛を目指すにおいて間違いなく言える事は「これをこうするから生える!」というはっきりした指標やマニュアルがある訳ではないと言うことです。
正確には、情報やマニュアルに頼った発毛は高確率で失敗します。
それは何故か・・・というところまで話すと本題とそれてしまうので、それはまた別の機会でお話しする事とします。
長くなりましたが、発毛の基本はプロセスや商品や情報ではなく、毎日毎日の生活改善の積み重ねが自然治癒力を育んでいくということ。
つまり、発毛の基本は「養生」この一言に尽きると思います。
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